ノマドワーカーの雑記帳

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障害?障がい?障碍?と精神障害を考える回

今回は、精神障害について考えていきたいと思います。

 


まず、「しょうがい」の言葉ですが、大きく分けて3種類使われます。

 


”内閣府では、2010年に、『「障害」の表記に関する検討結果について』というレポートを出しています。その前年に、障害者制度の集中的な改革を行うため「障がい者制度改革推進本部」が設置され、本部内で『「障害」 の表記に関する作業チーム』が発足。調査などを経て、発表したものです。
これによると、「障害」は、「害」の字をつかった漢字表記のほかに、「害」を平仮名にした「障がい」、さらに主に明治期から使われ始めた「障碍」を中心に、いくつかの表現があります。戦後、主に表記されるようになったのは「障害」で、その理由のひとつに「害」が常用漢字であることが挙げられます。
「障碍」は、明治時代前まで「しょうげ」と読まれ、もとは仏教用語でした。それが明治以降に「しょうがい」と読まれる例が現れたのですが、戦後、「当用漢字表」や「法令用語改正例」といったものが「障害」を採用した結果、「障碍」表記が減っていきました。
「障がい」に関しては、現在、賛否両論があります。「害」という漢字が「公害」や「危害を与える」といった負のイメージがあることから、一部の地方自治体や企業が自らの判断で「障がい」と表記し始めたのが始まりのようです。なお、国としての正式な見解は出ていませんが、政府が発行する書類などでは、常用漢字である「害」を使った「障害」が使用されています。”(https://whill.jp/column/16_shougai 出典)

 


どの言葉を使うかは別として、現在は、「障害」もしくは「障がい」が使われているんですね。当ブログでは「障害」を使います。一般的にこちらの方が使われること、用語集とかで使われていることが多いのはこちらなので。
では、精神障害ですが次のものがあります。
精神障害(せいしんしょうがい、英語: mental disorder)は、精神や行動における特定の症状を呈することによって、機能的な障害を伴っている状態。

 

◇発達上の問題◇

1.ADHD(注意欠陥多動性障害)

 

不注意優勢型(不注意が目立つ)
 ケアレスミスが多い、約束を忘れてしまう、物をよく失くすといった、不注意を起因とする症状が主に現れるタイプです。
 上記のミスはADHDでない方でも起こりうるものですが、ADHDではこれらのミスが年齢に対して不相応に生じ、日常生活・社会生活に支障をきたします。これらの症状は決して本人のやる気がない、怠けているというわけではなく、脳の機能発達の偏りから起こるものです。

 

多動・衝動性優勢型(落ち着きのなさが目立つ)
 じっとすることができない、失言をしてしまうなど、多動性や衝動性から起こる症状が主に現れるタイプです。

 

2.LD(学習障害)

学習障害には、主に読字障害(ディスレクシア)、書字表出障害(ディスグラフィア)、算数障害(ディスカリキュリア)の3種類のタイプがあります。
読字障害(ディスレクシア):読みの困難
字を読むことに困難がある症状です。読字障害は学習障害と診断された人の中で一番多く見られます。
※音読の速度が遅い。一文字ずつ区切って読む逐次(ちくじ)読みをする
 文字や行を読み飛ばしすることが多い
 語尾や文末を読み間違えることが多い
 「ろ」や「る」など形の似ている文字を見分けることが難しい
 聴力は正常にもかかわらず、言われた言葉を聞き間違えることが多い

 

書字表出障害(ディスグラフィア):書きの困難
 文字や文章を書くことに困難が生じる症状です。字が全く書けないわけではなく、人によって現れる症状は違います。脳損傷による症状と区別するために「発達性読み書き障害」と呼ばれることがあります。
子どものころから文字に興味を示さなかった。ひらがなで書けない文字がある
カタカナを習得するのが難しい
漢字をなかなか覚えられない。覚えても、忘れやすい
英語の読み書きが苦手

 

算数障害(ディスカリキュリア):算数、推論の困難
 数字そのものの概念や、数量の大小、図形や立体問題の理解が難しくなる症状です。
数を数えるのが苦手・時計が読めない、時間がわからないことがある
算数の簡単な1桁の足し算や引き算の暗算ができない
繰り上がり、繰り下がりが理解できない
九九がなかなか覚えられない
図形の模写(視写)が困難・筆算はできるが暗算が苦手

 

3.ASD(自閉スペクトラム)
「自閉スペクトラム症(Autism Spectrum Disorder: ASD)」は、対人関係が苦手・強いこだわりといった特徴をもつ発達障害の一つです。近年では、早ければ1歳半の乳幼児健康診査でその可能性を指摘されることがあります。
自閉スペクトラム症には、対人関係やこだわりの特性がきわめて強い状態だけでなく、これらの特性が少しでもあることによって生活に支障を来し、福祉的・医療的サポートが必要な状態まで幅広く含まれます。
 以前は、自閉症の特性をもつ障害は、典型的な自閉症に加え、特性の目立ち方や言葉の遅れの有無などによって「アスペルガー症候群」「特定不能の広汎性発達障害」などに分けられていました。典型的な「自閉症」は、言葉の発達が遅れ、相互的なコミュニケーションをとるのが難しく、「アスペルガー症候群」では言葉の遅れがなく、比較的コミュニケーションが取りやすいという特徴があります。一方で、これらの障害では対人関係の難しさやこだわりの強さなど、共通した特性が認められます。そのため、別々の障害として考えるのではなく、虹のようにさまざまな色が含まれる一つの集合体として捉えようとするのが「自閉スペクトラム症(自閉症スペクトラム障害)」という考え方です。(https://www.smilenavigator.jp/asd/abc/ 一部改変)

 

障害特性を大まかに表にまとめたものが以下ものです。(https://www.waseda.jp/inst/weekly/feature/2015/11/09/45583/ 出典)

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4.うつ病や双極性障害といった気分障害

眠れない、食欲がない、一日中気分が落ち込んでいる、何をしても楽しめないといったことが続いている場合、うつ病の可能性があります。うつ病は、精神的ストレスや身体的ストレスが重なることなど、様々な理由から脳の機能障害が起きている状態です。脳がうまく働いてくれないので、ものの見方が否定的になり、自分がダメな人間だと感じてしまいます。そのため普段なら乗り越えられるストレスも、よりつらく感じられるという、悪循環が起きてきます。
双極性障害では、気分が高揚する、怒りっぽくなる、開放的になる、気力や活動性が増加するなどの症状が1日の大半でみられます。このような状態を躁状態(躁病エピソード)といいます。躁状態(躁病エピソード)と同様の症状が短期間かつ社会生活に支障を来さない程度に出現する状態を軽躁状態(軽躁エピソード)といいます。
また、1週間以上持続する躁状態(躁病エピソード)または軽躁状態(軽躁病エピソード)と、抑うつ的な気分になり興味関心の低下が出現する抑うつ状態との反復がみられます。

 

 

5.パニック障害といった不安障害
突然理由もなく、動悸やめまい、発汗、窒息感、吐き気、手足の震えといった発作を起こし、そのために生活に支障が出ている状態をパニック障害といいます。
このパニック発作は、死んでしまうのではないかと思うほど強くて、自分ではコントロールできないと感じます。そのため、また発作が起きたらどうしようかと不安になり、発作が起きやすい場所や状況を避けるようになります。とくに、電車やエレベーターの中など閉じられた空間では「逃げられない」と感じて、外出ができなくなってしまうことがあります。

 

 

精神障害は、身体障害者の方とは異なり障害が見えないものとされています。そのため、配慮が後手に回ること、存在自体認知されないものがほとんどです。そのため、苦しみが増すばかりです。政府はようやく後方支援(就職・就労に関する法整備)に着手しました。しかし、身体の方と違い、精神は、障害が見えにくいため就労までむずびつけることが難しいとされています。

 

今回は、症例の概要についてお伝えしました。

 

次回は、精神保健手帳や障害者年金についてまとめたいと思います。

 

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